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カウンセリングとは

空

カウンセリングについてこれから学んでいく方が、まず最初に疑問をもつのはカウンセリングとは、そもそも何なのか?という疑問ではないでしょうか?

そんなカウンセリングについて、わかりやすく解説します。


目次

カウンセリングと心理カウンセリングの違い

カウンセリングとは、専門的な相談という意味です。
美容カウンセリングや、結婚カウンセリングなど、専門家に相談する際にカウンセリングという言葉がよく使われます。

例えば、美容液に関して詳しく相談したいことがあるとします。

相談者

前に使った美容液で肌が荒れてしまいました。何がいけなかったのでしょうか?

専門家

そうですか、どんな美容液を使用していたか詳しくお聞かせください。




一方、こころのお悩みを抱えた方に行われる場合

相談者

毎日、よく眠れないんです。

心理カウンセラー

そうですか、眠れない理由を詳しくお聞かせくださいますか?


このように、こころの悩みに関して行われる相談を、心理カウンセリングといいます。


心理カウンセラーは心理療法を施す

現在では、恋愛カウンセリング、結婚カウンセリング、美容カウンセリングなど、

様々な名称のカウンセリングをよく聞くようになりました。

中でも、こころの相談を専門にしたカウンセリングを、心理カウンセリングと呼びます。

心理カウンセリングは、こころの成長、発達を援助するものです。



心理カウンセラーは心理カウンセリングにおいて、日常的なお悩みを伺うこともありますが、
日常生活に支障が出るほどのお悩みの場合、心理療法を施し、問題解決の援助を行います。


また心理カウンセラーは、カウンセラーと略されたり、心理カウンセリングは、カウンセリングと略されることもあります。



心理カウンセラーは何をするの?

心理カウンセラーの仕事は人間関係の悩みから、こころの悩みまで広くカバーします。

人間関係のお悩み
  • 夫が家事を手伝わない
  • 妻がすぐ怒る
  • 両親がわかってくれない
  • 子どもをすぐ怒ってしまう
  • 上司に腹が立つ
  • 何度も相談にのってあげているのに、毎日のように電話をかけてくる友人に疲れる

など、相談内容は多岐にわたります。

心理カウンセラーはこうした相談者(クライエント、またはクライアント)のお悩みを聞いていきます。
ただ話を聞くのではなく、共感しながらこころから話を聴いていきます。

人に相談して、それを共感されたり、受け入れてもらったりすると楽になるように、カウンセリングでもそうした効果が期待できます。


心理カウンセラーについては、こちらの記事で詳しく知ることができます。

避けては通れないライフイベントストレス

お悩みの中には、ライフイベントストレスで辛い思いをされている方もいらっしゃいます。

ライフイベントストレスとは、生きているかぎり避けては通れない問題から起こるストレスを言います。

ライフイベントストレスで、もっとも強いストレスを感じるのは、大切な方が亡くなったケースです。


人以外にも、大切なペットが亡くなって、ゆううつな気分で、何もやる気がない状態、これをペットロスといいますが、こうした強いストレスを抱えている方も、人によってはカウンセリングが必要となります。



とくに、感情を表に出さない、我慢してしまう方はそれをきっかけに、うつ病など、こころの病にまで発展してしまうケースもあります。

カウンセラーは、こうした強いストレスを抱えている方の話をじっくりと聞いていきます。


心理療法が必要になることも

木と草原

中には、日常に支障が出てしまうケースもあります。
例えばうつ病など、何もやる気がでなくなってしまって、とてもしんどい心の病ですが、
そうした方の場合は心理療法でサポートすることもあります。

心理療法は数多くありますが、中でも現実的に使いやすいものや、効果的であるだろう心理療法が使われています。


心理療法については、こちらの記事で詳しく知ることができます。

カウンセリングは誤解されやすい

このように、カウンセリングは専門的な相談という使われ方をしますが、中には心理療法が必要な相談者もいます。

そのような方は心理療法の知識があり、実際に心理療法が使える心理カウンセラー(セラピスト)に
相談する必要があります。


お悩み相談であっても、悩み相談が専門ですから、この場合もカウンセリングとはなるのですが、その方が臨床心理学の知識に乏しい、また心理療法までは使えない場合、相談後に

「そのような問題だったら、こころの専門家に相談してくださいね」

と言われてしまうかもしれません。

ですから相談者は、話を聞いてもらいたいだけなのか、どうして欲しいのかを予め考えておいて、相談する相手を決めるのが良いでしょう。

このようにカウンセリングと言ってもいろいろですから、わかりにくい、と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

中には、心理療法でありながら、心理療法ではなくカウンセリングだ、という心理療法家(カール・ロジャーズなど)までいらっしゃいますので、カウンセリングや心理療法について誤解されている方もいらっしゃるかもしれません。

今回はカウンセリングについて説明させていただきました。少しでも参考になられたらと思います。

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